旧統一教会問題を巡る山際大志郎経済再生相の辞任騒動など、相変わらず岸田政権の迷走ぶりが際立った1週間ではあった。ただ、ここはあえて逆向きのニュースに着目したい。沖縄の県都・那覇市の市長選で「自公系」候補が玉城デニー知事側の「オール沖縄」候補に勝った一件だ。
とにかく10月24日付朝刊の扱いの差があからさま過ぎて驚く。「那覇市長選 知念氏初当選 『オール沖縄』翁長氏破る」と見出しを立てた朝日をはじめ、毎日も読売も中面止まりで素っ気ない。産経だけが「『オール沖縄』に打撃」と意味付けた一面記事を載せ、「揺らぐ沖縄 玉城県政に波及」との解説記事を中面に加えた。
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source : 週刊文春 2022年11月10日号