キャバ嬢、警察官、教師、グラドル―。全く違う人生を選んだ4人はなぜリングに辿り着いたのか? 熱狂する「女子プロレス」の世界に迫る。
ジュリア(STARDOM)|いじめ、差別、誹謗中傷 闘い続けるレスラーの願い
お父さんはイタリア人。ハーフで目立つから、小学校、中学校といじめに遭いました。物は盗まれるわ、急に殴られるわ、実家のレストランに団体予約を入れて無断キャンセルされたこともあったっけ。家族で移住を考え、イタリアに行ったこともあったけど、差別を受け、早くに断念しました。なぜ人は自分と違う存在を排除しようとするんだろう?
高校はすぐやめちゃったけど、特殊メイクに興味を持って専門学校へ。学費を稼ぐためにキャバクラでバイトして、お客さんの同伴でプロレスを初観戦しました。生きるエネルギーをくれるプロレスが好きになったからこそ、ブリブリしたアイドル路線のヌルい女子プロレスラーが許せず、「これなら、私でも勝てる」と考えて業界入り。今思えば恥ずかしい理由ですけどね(笑)。
ちゃんよた(P.P.P. TOKYO)|元警察官が見つけた「本能を見せる」という天職
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
source : 週刊文春 2022年11月24日号