なぜ今、インターナショナルスクールの志望者が増えているのか。2022年は日本全国で開校ラッシュ。彼らが掲げるそれぞれの志とは。
※「国際バカロレア」は世界中を転勤する家庭の子供に大学志願資格を与え、各国の大学入試制度に対応できるようにする制度。
壮大な北アルプスに抱かれ潜在能力を最大限に発揮
長野 白馬
Hakuba International School
白馬インターナショナルスクール
白馬インターナショナルスクールの代表理事・草本朋子氏は熊本で生まれ、東京大学経済学部を卒業後、金融業界へ。3人の子供を育てる場所として選んだのが長野の白馬だった。
「北アルプス山麓の白馬に惹かれ、引っ越したものの、2014年に村唯一の県立高校が廃校の危機に陥ったんです。全国募集することで存続しましたが、この環境があれば世界募集だってできると」
草本氏の理念に共鳴したのが、ミレニアムスクール(米・サンフランシスコ)創設者のクリス・バーム氏だ。
「自然豊かな白馬で、サステナビリティ(環境・社会・経済など多岐にわたる持続可能性)を軸に、プロジェクト型学習やクリスが得意とするソーシャル・エモーショナル・ラーニング(対人関係能力育成)を取り入れた教育を目指すと話したら、数あるオファーの中から本校を選んで、校長に就任してくれたんです」
開校は今年9月。中学1・2年生の20名が勉学と寝食を共にしている。
「クリスのミレニアムスクールでは思春期の子供がどう成長するかをコロンビア大などと組んで脳科学を基に分析、研究、実践、修正するプログラムを作成しているんです。本校の生徒にもそのプログラムを基にアプローチできれば」
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source : 週刊文春 2022年12月8日号