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安住アナが告白「僕はこうしてパンダ命名予想屋になった」

「週刊文春」編集部
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上野のシャンシャンも的中
上野のシャンシャンも的中

 今年3月、和歌山県にあるアドベンチャーワールドはパンダの赤ちゃんの名前を「楓浜(ふうひん)」と発表した。

「『楓浜』が最後の4候補に残っていると票が結構入りそう」(2月21日放送)

 とラジオの冠番組で“予言”していたのが、TBSの安住紳一郎アナウンサー(47)。実は安住アナ、今やパンダ界では“カリスマ命名予想屋”なのである。

和歌山の楓浜
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 取材を申し込むと「パンダのことなら」と応じてくれた安住アナ。命名予想を始めたのは、いまから十数年前のことだ。

「和歌山でパンダがバンバン生まれて、名前をよく募集していたんです。ラジオで話すつもりじゃなくて、個人的にやっていました」

 そして2011年、中国から上野動物園にパンダ2頭が来る前日。

 TBSラジオの「安住紳一郎の日曜天国」で「パンダの歴史や社会情勢、言葉のイメージなど様々な要素を勘案すれば検討がつく」と持論を展開して、オスの名をリーリーと予想し、見事的中させたのだ。

 以降、同番組では名前が公募されるたびに、リスナーたちを集め、「パンダ命名塾」「パンダJAPAN」などを結成し、予想してきた。

「たくさんの人が応募したとはいえ、自分たちで名前をつけると愛情100倍ですね。最初、私が声をかけたつもりだったんだけど、今は私の手を離れ、この人たちがアマチュアパンダ研究家の中でもトップクラス。打ち合わせのときもすごく熱心で、ヤバめの学者に話を聞いている感じです(笑)」

 これまで14頭中8頭と的中率は57%。この戦績に満足しているのか。

「満足しているのかなぁ(笑)。14トライっていうところにすごくプライドを出したい! 今はワイドショーもごく普通に命名予想をしますが、私はその先を行っていたという自負があって。ただ命名の大勢に影響が出ないよう、私は絶対テレビには持ち込まず、あくまでも斜陽メディアのAMラジオでやっています」

 安住アナは「パンダは最後の孤高のスター」と話す。

安住アナの趣味は5つ

「最近はトップスターも歩み寄ってくれる中、パンダはファンサービスすらしてくれない。なのに、いかついおっさんも『かわいい』って言っちゃう。白黒の模様の意味がいまだによくわからないし、栄養にならない笹を食べているし、謎が多いところも惹かれます」

 パンダ好きになったきっかけは、幼少期に遡る。1972年、日中国交正常化を記念し、中国から上野動物園に初めてパンダがやってきた。安住アナが生まれたのはその翌年のこと。

「第2次ベビーブーム世代の私たちが小さい頃は日本中がパンダのランランとカンカンに沸いていて、お弁当箱やフォークなど身の回りのものに無意味に描かれていました。パンダには著作権がありませんからね(笑)」

 だが、北海道で生まれ育った安住アナは本物を直接見る機会がなかった。

「大人になってから、和歌山のアドベンチャーワールドに行ったら7頭もいた。上野でも多くて3頭だから、びっくりしちゃって」

“推し”を聞くと、

「パンダ界にはあんまり推しを作ってはいけないという不文律がありまして。大きな声で言えませんが、ビジュアル的にイケてるのは神戸市立王子動物園のタンタンかな」

 近年、パンダの名前には変化が起きているという。

「昨年、中国の成都で生まれた双子は、『武漢ゴマ麺』『成都クレープ』と地元のソウルフードにちなんで名付けられた。コロナ禍だから、元気になれる名前にしたんだと思う。日本でも漢字2文字で繰り返しの名前にするとかわいいと言われてきましたが、次の上野のパンダは全く新しいものになって、サクラとか日本らしい名前とか、キラキラ系にいくかもしれません。ランラン二世もあるかも」

 安住アナの趣味はパンダ以外にも、醤油を調べることや合唱を聞くことだが、

「でも、この3つだけではさすがに成人男性は暮らしていけません」

 あと2つ趣味があるが、これは隠しているという。

source : 週刊文春 2021年5月6日・13日号

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