2月16日17時40分から58分にかけ、仮想通貨交換業者「Zaif」において異常事態が発生した。
「その日、私は『Zaif』のホーム画面でビットコイン(BTC)を含めた他の仮想通貨の相場や動きをみていました。そうしたら『簡単売買』の表示のBTCの価格が0円になっていることに気付いたんです」
そう語るのは、投資家の「麺屋銀次」氏。このシステム異常の間に、21億BTC、時価総額で約2246兆円を一瞬で“儲けた”人物である。
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Zaifを運営するテックビューロ株式会社は14年6月に設立。17年9月に仮想通貨交換業者として金融庁に登録された、いわば“お墨付き”の事業者だ。
そのZaifで起きた前代未聞のトラブル。そもそもBTCは、発行上限が2100万BTCと決まっている。つまりトラブル発生時、Zaifの売り板では、“実際には存在しないはずのBTC”の取引が行われていたことになる。
トラブルの原因について、Zaifは公式HPで、〈価格計算システムに不具合が生じ、ゼロ円で仮想通貨の売買が出来る状態が発生〉したと説明した。
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source : 週刊文春 2018年3月8日号