「シリコンバレーの首都」とも言われるサンフランシスコのダウンタウン(市街地の中心部)には、フェイスブック(メタ)、ツイッター、グーグルなどビッグテック企業やセールスフォースなどのマーケティング会社、金融会社の入った高層ビルがひしめいている。うちのカミさんも、そのうちの一つの社員なのだが、先日、コロナ以来3年ぶりに出勤することになった。
コロナ禍が始まってから、カミさんの会社では全社リモートワーク(在宅勤務)になった。とっくにコロナが収束した今もリモートは続いている。出勤しないで業務に支障がないなら、出勤しないに越したことはないから。
コロナ前、カミさんはBART(バート)という通勤電車で1時間もかけて出勤していた。サンフランシスコは不動産価格が全米で最も高い。1DKのアパートの家賃が平均3300ドル、つまり約46万円! 住宅費は収入の3割が適正と言われるから、サンフランシスコに住むには年収1840万円が必要となる。
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source : 週刊文春 2023年6月22日号