警察キャリアOBの天下り、政治家・ヤクザとの蜜月が複雑に絡み合う“日大のドン”の絶大なる権力。捜査一課まで参入した背景には警察の悲壮な覚悟があった。カオス状態がつづく日大内部ではいま何が起きているのか。本誌だけが書ける日大「暗黒面」のすべて。
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5月28日夜8時、東京・市ヶ谷にある日本大学本部は殺伐とした雰囲気に包まれていた。警視庁調布署の捜査員が極秘で人事部を訪れ、“事情聴取”を行なったのだ。
捜査の主なターゲットは人事担当の常務理事でもある内田正人前アメフト部監督(62)。5月6日の関西学院大学との定期戦から3週間が過ぎ、事態は急展開を見せている。
前号で小誌は、宮川泰介選手(20)による悪質タックルの指示を裏付ける決定的証拠として、内田前監督が試合後の囲み取材で語った“14分の自供テープ”の内容を報じた。
「宮川はよくやったと思いますよ。もっといじめますけどね。だけど、そうじゃなかったら、関学みたいなチームに勝てないでしょ」
「内田がやれって言った、でいいじゃないですか」
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source : 週刊文春 2018年6月7日号