阿川佐和子のこの人に会いたい　ゲスト・東村アキコ

『東京タラレバ娘』『偽装不倫』等のヒット作を生み出してきた東村アキコさんがこの度初登場。お父さまのエピソードを始め、繰り出される数々の“漫談”にアガワも椅子から転げ落ちるほど笑いっぱなしの90分間でした。

（ひがしむらあきこ　漫画家。1975年生まれ。宮崎県出身。金沢美術工芸大学美術科油絵専攻卒業。99年に「フルーツこうもり」でデビュー。主な作品に『海月姫』『東京タラレバ娘』等。エッセイ『もしもし、アッコちゃん？』（光文社）、漫画『私のことを憶えていますか』（文藝春秋）の最終巻が発売中。）

阿川　あら、お着物で！?　これは……？

東村　これは小紋です。絽（ろ）の夏着物の下にブルーのレースの襦袢を着ているので、袖口からブルーがちらっと見えるんです。

阿川　粋だなあ。着物にはいつから興味をお持ちになったんですか。

東村　大学卒業後、地元宮崎に戻ってNTTで働いていたんですが、会社の向かいに着物学院があって。2年間週一で通い、振り袖から七五三まで、何でも着付けられるお免状を取りました。でも、本格的にお洒落のために着始めたのは茶道を始めてから。林真理子先生に連れて行って頂いたお茶のお教室の先生である奥谷禮子先生に色々教えてもらい、ここ数年原稿料が着物に消えてます（笑）。

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source : 週刊文春 2023年8月31日号

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