今年1月に起きたドラゴンズ私設応援団長への強要事件。逮捕された元暴力団員が本誌に明かしたのは球団、そして親会社中日新聞との「ズブズブの関係」だった。しかも相手が暴排担当職員と、マル暴担当記者というのだからもはやブラックジョークというしかない。
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「裏切られたという思いでいっぱい」
「今年6月、私は懲役10カ月、執行猶予3年の有罪判決を受けました。司法の判断を重く受け止めていますが、事件後、中日ドラゴンズの球団職員らのある言動を知り、彼らに対して裏切られたという思いでいっぱいです。今回、私と親密交際を続けた球団職員、そして私に捜査情報を送っていたと報じられたドラゴンズの親会社、中日新聞の記者との“本当の関係”について、きちんとお話ししようと思います」
小誌にそう告白するのは、愛知県在住の土屋一平氏(55 仮名)だ。土屋氏は年間70試合以上、球場でドラゴンズを応援する熱烈なファンだという。
事件が起きたのは今年1月のことだった。
「土屋氏ら2名は名古屋市内の喫茶店に中日ドラゴンズの私設応援団長と事務局長を呼び出し、『(応援団長を)辞めた方がええ』などと約6時間に渡り強要したとして逮捕された。2人は元暴力団員で、土屋氏は愛知県内にある暴力団の2次団体に所属していました」(社会部記者)
小誌は5月24日号で、現場の喫茶店に中日新聞の社会部記者がいたことや、この記者が取材で知り得た捜査情報を土屋氏に提供していたことなどを報じた。
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source : 週刊文春 2018年9月6日号