「鉄桶(てっとう)の団結を一段と強め日々前進してまいりたい」
11月18日、「広宣流布大誓堂」にて池田大作名誉会長(享年95)の死去を伝える席上、創価学会の原田稔第6代会長(82)は濃紺のネクタイに決意を滲ませた。だが、池田氏というカリスマを失った今、その「団結」には綻びの気配が漂っている――。
現在、学会を率いる執行部は、「集団指導体制」と言われる。その中心である原田氏は、池田氏逝去の発表の場で、
「広宣流布の松明のバトンを受けた私どもは悲しみを乗り越え、『月々日々』の新たな歩みを進めていかなければなりません」
と独特の言葉遣いで会員を鼓舞した。
じつは、原田氏をはじめとする創価学会本部の幹部は、「東大卒」のエリートで固められている。
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source : 週刊文春 2023年11月30日号