先日、テレビでマグロ漁師さんに密着する番組、やってましたね。
私、あれ見るの大好きなんです。
こういう言い方は最近あまり喜ばれないんですけど、「男の中の男の仕事やなぁ」と思うんです。あの大海原で身体一つ、テグス一本で巨大なマグロと闘うわけですから。その中に88歳で現役の漁師さんがいてて、身体の動くうちはマグロを獲り続けたい、と仰るんですよ。
もう頭、下がりますね。
で、翻ってうちのダンナですよ。61歳でさっさと退職して、以来16年、趣味の世界に生きてます。ウクレレとか陶芸とか彫刻とか色々手を出しましたが、どれも中途半端で今も続いているのはゴルフぐらい。最近じゃゴルフクラブなしに歩かれへん身体になってますね。もう一体化してしまって。
ほんまに「大間に送り込んだろうかな」って思いますもん。まぁゴルフクラブより重い物持てへんヤツ送り込まれても、困るか(笑)。
Q
会社をとっくに定年退職した夫(75)の“物言い”が気になります。例えばお蕎麦屋さんで店員さんに注文するときにも、「にしんそば」とボソッと言うだけで、「にしんそば、ください」とか「お願いします」という言葉がつきません。横着というか、横柄な気がしてしまいます。当然「ありがとう」とか「ごちそうさま」といった言葉もありません。もう少し人とのコミュニケーションに気を遣わないと、誰からも愛されない孤独な老人になってしまうのではと心配です。(72歳 ・女 東京都)
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source : 週刊文春 2024年1月25日号