安倍派の裏金問題を受け、岸田首相肝煎りで発足した政治刷新本部。だが、本当に党内に蔓延る体質を刷新できるのか。メンバーの議員たちを徹底調査したところ、様々な疑惑が浮かび上がった。さらに、安倍派五人衆も ――。
▶木原幹事長 テキトー発言「メンバーは全員当て職ですから」
▶パーティ三昧 ドリル優子 利益率9割、進次郎月1で荒稼ぎ
▶エッフェル松川るい 長女留学先イギリス旅行で会合欠席
▶幹事の二階派5回生“闇団体”で松阪牛ゴルフコンペ
▶パーティ収入1億6000万 麻生最高顧問は裏金男と訪米した
▶安倍派会計責任者謀議メモで 西村康稔「検察審査会が心配だ」
「国民の信頼を回復し、日本の民主主義を守るためには自民党自ら変わらなければならない」
安倍派(清和会)の政治資金パーティを巡る裏金事件を受け、1月10日に発足した自民党の「政治刷新本部」。本部長を務める岸田文雄首相は翌11日、初会合の場でそう党改革への意欲を見せた。出席者によれば、「派閥」という言葉を避け、終始「政策集団」と表現していたようだ。
最高顧問には、政権を支える麻生太郎副総裁(83)に加え、自身と関係が悪いとされる菅義偉前首相(75)も起用。官邸関係者には、
「菅さんは首相経験者だし、派閥に入っていないからね。まぁ色々言われているみたいだけど、気にしない。ここで話し合って、最後は自分が取りまとめればいいんだから」
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source : 週刊文春 2024年1月25日号