1月22日夜7時過ぎ、宝塚大劇場7階の応接室では“極秘会談”が開かれていた。歌劇団の村上浩爾理事長と相対するのは、宙(そら)組トップスターの芹香斗亜(せりかとあ)と組長の松風輝(あきら)。2人が劇場裏口から出てきた時には午後10時を回っていた――。
それから2日後の1月24日、宙組の有愛(ありあ)きい(享年25)の遺族側と劇団側は3回目の面談交渉を行った。同日夜、劇団側が従来否定していたパワハラを一転して認め、遺族側へ謝罪する意向を固めたと、共同通信がスクープした。
「阪急阪神ホールディングス・角和夫会長が謝罪する方向です。交渉は続いており、パワハラをどの程度認めるのか、そして劇団から“誰が”謝罪するかを詰めています」(阪急関係者)
その一方で、活動休止中の宙組の“復活計画”が水面下で動いていたという。
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source : 週刊文春 2024年2月8日号