片山さつき“国税口利き”現場を私は見た 元後援会役員が爆弾証言

「週刊文春」編集部
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「2015年9月にX氏が片山さつき氏と議員会館の事務所で面会した時の様子が『週刊文春』で克明に書かれていましたが、全て事実です。なぜ断言できるかというと、私が2人を引き合わせ、議員会館での面会をセッティングしたからです。またその面会に同席し、隣で『100万円』をめぐるやり取りを見ています。

 片山氏や秘書の南村博二(なむらひろじ)氏の発言には事実でないことが数多く含まれており、迷惑を被っている関係者も多いのです。これ以上、事実無根の話が広まるのを防ぐためにも、私の知っていることをきちんとお話しするべきだと思ったのです」

 小誌に重い口を開くのは、片山さつき地方創生担当大臣(59)の後援会「参議院議員片山さつき 山桜会」(以下、「片山山桜会」)元役員のY氏である。

「片山山桜会」は、2013年の参院選前に立ち上がった片山氏の後援会組織である。元々自民党の国会議員の秘書だったY氏は、片山氏の秘書に誘われ、2014年末から「片山山桜会」に加わり、15年7月に幹事長に就任。16年初めに退任するまで、役員を務めていた。

 10月18日発売号から5週にわたって、小誌が報じた片山氏の「国税口利き疑惑」。その発端は、2015年、製造業を営むX氏の会社に税務調査が入り、税制面で有利な特典が受けられる「青色申告の承認」が取り消されそうになったことだった。

 X氏が片山事務所に相談したところ、同年7月1日、片山氏と秘書・南村博二氏の連名で、〈着手金100万円を、至急下記にお願い申し上げます。ご確認後、国税に手配させて頂きます〉と記された文書がX氏の元に届く。そしてX氏は7月10日、100万円を指定の口座に振り込んだ。

 その後、X氏は片山氏本人と事務所で面会し、口利きを改めて依頼。その場で片山氏は国税当局に電話をかけ、X氏に「じゃあ、やっておきますよ。任せてもらえれば大した問題じゃないから」と語った――。

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source : 週刊文春 2018年11月29日号

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