想像のつかない企画書|鈴木おさむ「最後のテレビ論」第18回

鈴木 おさむ
エンタメ 芸能 テレビ・ラジオ

 32年の放送作家人生で、企画書を見て一番ワクワクしたのは何かと聞かれたら2001年に始まった「¥マネーの虎」になるだろう。

 日本テレビの栗原甚さんと放送作家の堀江利幸さんが2人で考えたこの企画。一般人の起業家が、自分自身も激しい人生を生き抜いてきた「虎」と呼ばれる社長たちに事業計画をプレゼンテーションし、交渉が成立すれば、社長=投資家はすぐに目の前で自分の持ってきた札束、何百万円もの現金を渡していくというもので、それまでのテレビ界には存在しなかった「投資バラエティー」企画だった。

 僕は栗原さんから誘われて構成に入った。企画書を見た時に、「なんだ、これ?」と思いながら、かなりワクワクしたことを覚えている。

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source : 週刊文春 2024年2月22日号

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