1月1日に最大震度7を記録した能登半島地震。金沢市の北側にある石川県かほく市出身のヤクルト・奥川恭伸投手(22)も帰省中の親戚宅で強い揺れを経験し、発生直後には津波を逃れて高台に避難した。
「ずっとサイレンが鳴っていて怖かった。泣いている子供もいる。誰かが冷静じゃないといけないと自分に言い聞かせていました」
そんな震災の爪痕も残る故郷を後にして、いまは沖縄・浦添で一軍キャンプに参加している。
プロ2年目の2021年には18試合に先発して9勝4敗、防御率3.26をマークして、チームの優勝に貢献。巨人とのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージでは20歳6か月とCS史上最年少の完封勝利でシリーズMVPを獲得し、日本シリーズ登板も果たした。
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
source : 週刊文春 2024年2月22日号