準強姦容疑で逮捕された映画監督の榊英雄容疑者(53)。22年の「週刊文春」の性加害報道後も、被害女優へ謝罪や説明の言葉はないまま、密かに“復帰作”の制作を進めていたという。主演に迎えようとしていたのは、あの「2時間ドラマの帝王」だった――。
社会部記者が話す。
「榊には20代の女優志望の女性に演技指導と称して性的暴行をした疑いが持たれている。押収された榊のスマホやメモリーカードからは、複数の女性とのわいせつな動画が50本以上も発見されました。監督という優位な立場を使い、女性に『内緒な、俺らの秘密な』などと口止めをしていたとされる。榊は『冤罪です』と否認していますが、同様の被害届は複数提出されている」
「週刊文春」では22年3月、〈女優4人が覚悟の告白「人気映画監督に性行為を強要された」〉と題した記事で、榊の性加害を報道(同年3月17日号)。榊が監督を務めた2本の映画は公開中止となり、榊も所属事務所を契約解除され、表舞台から姿を消した。しかし、その裏では贖罪もないまま、密かに復帰を画策していたのだ。
“幻の復帰作”の企画書を独自入手
「週刊文春 電子版」は2月26日配信の〈「営業前にパトカー3台が…」榊英雄容疑者(53)勤務先ラーメン店店主が明かす「許せなかった行状」〉で、性加害報道後の榊の様子を詳報。東京・港区のラーメン店で働いていたが、昨年夏に解雇されていたことを報じた。
「この店のオーナーは榊と親しいA弁護士で、仕事のない榊を拾ってあげた。A弁護士はバイク好きで個性的な人物。榊は彼を主人公にしたドキュメンタリー映画を撮影していたのです」(映画関係者)
「週刊文春」は同作の企画書を独自に入手した。全7ページのPDFファイルの表紙にはこう記されている。
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source : 週刊文春