「参政党の神奈川県連には、県警出身の強力な“守護神”がいるんです」
こう明かすのは、ある参政党関係者だ。
参政党が今、揺れている。
「週刊文春電子版」は、2月8日配信の記事で同党の神谷宗幣代表(46)の元公設秘書の女性が昨年12月に自殺していたこと、2月28日配信の記事では所属議員らが相次ぎ離党している実態を報じた。
冒頭の参政党関係者が語る。
「神谷代表や本部の意向に沿わない党員や幹部が『工作員』『反社と繋がりがある』などと言われ、排除されてきました。亡くなったAさんは、そんな党内の状況について『カルトそのもの』と表現し、昨年9月末に退職後も『もう限られた人、完全に安心できる人にしか会いたくない』と怯えていました」
近年、急速に勢力を拡大してきた参政党。2020年4月の結党後、2022年7月の参議院選挙では神谷氏を国政に送り出した。2023年4月に行われた統一地方選では、100人もの地方議員を当選させている。
全国的な組織になりつつある参政党だが、実は神奈川県連には陰で“守護神”と呼ばれる人物がおり、密かに注目されているという。
「神奈川県警の複数の警察署で署長を務めてこられたXさんです。『危機管理部参与』という肩書です。昨年、横浜の桜木町で街宣を行った際にはNHK党(現みんなでつくる党)などによる妨害行為が危惧されましたが、県警が警備に来てくれたのです。機動隊員も数名来ていました。党内では皆、Xさんの“声がけ”で警備が手厚くなったのだという認識でした」(同前)
X氏とは一体どのような人物なのか。
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source : 週刊文春 電子版オリジナル