「JALの旧態依然とした隠蔽体質は変わっていません。外部からの厳しい目を向けてもらう必要があると思い、告発を決意しました」
JALの社員証を手にしたパイロットの佐藤郁也氏(仮名)が明かしたのは、危険な飲酒フライトが野放しにされていた実態だった。
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昨年10月、ロンドンの空港でJALの副操縦士から規定値の9倍以上のアルコールを検出、英警察に逮捕されたことは記憶に新しい。
「当該副操縦士は起訴され、懲戒解雇処分となった。その後、CAが機内でシャンパンを飲んでいたことも明らかになりました。国交省航空局が同社に立ち入り検査を行い、飲酒対策の抜本的な再構築と再発防止策の報告を求める事業改善命令が出されました」(国交省担当記者)
だが、前出の佐藤氏は、「ロンドンの件は氷山の一角だ」と明かす。
「実は、パイロットが当局のアルコール検査にひっかかり、乗務を禁止された事例が他にもある。逮捕されなかったことをいいことに、JALはその事例を公表せず、隠蔽を続けています」
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source : 週刊文春 2019年1月17日号