ある球界関係者から“朗希パラドックス”という話を聞いた。今オフのメジャー移籍が既成事実のようになっている、ロッテ・佐々木朗希投手(22)の投球についての話だ。
昨オフに佐々木がいきなりメジャー移籍を直訴して騒動になった際、ファンから「シーズンを通じてフル稼働もしたことがないのに」と批判の声が湧き上がったのは記憶に新しい。そこで今季は周囲が納得する形でのメジャー移籍を目指して本人も「シーズンを通して先発ローテーションを守ること」を目標に掲げ、開幕後は身体的負担を軽くするため、省エネ投球が目につくのだ。
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source : 週刊文春 2024年5月23日号