「自宅のリビングの真ん中で『正座して、手を後ろに回して、目を閉じて』と娘に言われました。『手錠と目隠しをしていると思って座って』と。背後からモゾモゾする気配があり、スカーフで頬や首筋を触られる感触がありました」
法廷で明かされた父娘によるSMプレイの描写。それが意味するものとは――。
札幌市ススキノのラブホテルで、会社員Aさん(当時62)が田村瑠奈被告(30)に殺され、頭部が持ち去られた事件から1年。
瑠奈の母親で、死体遺棄ほう助などの罪に問われた浩子被告(61)の第2回公判が、7月1日、札幌地裁で開かれた。この日、証人として出廷したのが、瑠奈の父親で精神科医の修被告(60)だった。
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source : 週刊文春 2024年7月11日号