その碩学が兵庫県民にとってどんな存在だったかは、県民でなければ理解できないだろう。阪神・淡路大震災で教え子を喪った経験などから震災復興に力を尽くし、有識者として歴代首相からも厚い信頼を得ていた政治学者・五百籏頭眞氏(享年80)を「偲ぶ会」が神戸市内で開かれたのは7月27日のことだった。

所在なげに式典を終えた人物は、報道陣に囲まれると「私自身への指導に感謝している」と追悼の言葉を述べたが、ある質問をぶつけられると、同じ言葉を何度も繰り返した。
「コメントは差し控えたい」
初月99円 または 初年度9,999円
でこの続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
キャンペーン終了まで
12日21時31分49秒
-
月額プラン
1カ月更新
99円/初月
5月7日㊌ 10:00までにお申し込みの方限定 通常価格95%OFF
2カ月目から通常価格2,200円
期間限定
-
年額プラン
1年更新
およそ833円/月
5月7日㊌ 10:00までにお申し込みの方限定 通常価格の半額以下
期間限定
-
3年プラン
59,400円一括払い、3年更新
1,650円/月
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。

source : 週刊文春 2024年8月8日号
他の記事を読む
読み込みに失敗しました