「全然、自分らしいフェンシングができなかった。弱いところ、悪いところが全部出てしまって……」
呆然と語ったのは、3回戦敗退に終わったフェンシング女子日本代表・江村美咲(25)。トレードマークの金髪と同じ色のメダル獲得とはならなかったが、今大会ではある金メダリストの金言を胸に臨んでいた。
開会式で旗手を任されるなど、開幕前からメダルへの期待が高まっていた江村。スポーツ紙記者が解説する。
「2022〜23年、日本選手初の世界選手権連覇。世界ランキング1位で五輪に臨みました。大会前にはディオールのアンバサダーに選ばれ、ファッションアイコンとしての期待も集めた」
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source : 週刊文春 2024年8月8日号