「自分が金メダルを取ったことに驚きがあります」
スケートボード女子ストリートで初出場の吉沢恋(14)が頂点に輝いた。
スポンサーなし、マネジメント契約もなし。地元のスケボーショップに所属。若きスケーターのシンデレラストーリーの陰には、父親の大きな支えがあった。
4歳上の兄・心さんの影響で、吉沢がスケートボードを始めたのは7歳の頃だった。地元の神奈川県相模原市には、パリ五輪4位の白井空良や藤澤虹々可など、日本を代表する多くのスケーターが拠点を構えていた。吉沢はその中でメキメキと実力をつけ、東京五輪で金メダリストとなった西矢椛が決めた大技「ビッグスピンボード」を小学5年でマスターしたという。
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source : 週刊文春 2024年8月8日号