いまや何の疑問もなく使っている「恐竜」という言葉。長崎市恐竜博物館学芸員の中谷さんが明かす、意外な名付けの理由とは。

 今年の夏も、全国各地で恐竜に関する催しが開催されている。近年の日本産恐竜化石の発見や世界的な恐竜映画のヒットにも支えられ、恐竜の人気は高まる一方である。しかし、いつから私たちは「恐竜」のことを受け入れられるようになったのだろうか。

 1842年にイギリスの比較解剖学者で古生物学者のリチャード・オーウェンが、当時発見されていた絶滅動物の化石をもとに、「Dinosauria」を提唱した。この名称はギリシャ語で「恐ろしいほどに大きい」という意味の「deinos」と「爬虫類や蜥蜴(トカゲ)」を意味する「sauros」を組み合わせたものとされている。

2カ月99円で
この続きが読めます。

有料会員になると、
全ての記事が読み放題

キャンペーン終了まで

  • 月額プラン

    99円/最初の2カ月

    3カ月目から通常価格2,200円

    オススメ!期間限定

  • 年額プラン

    22,000円一括払い・1年更新

    1,833円/月

※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。

有料会員になると…

世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める!

  • スクープ記事をいち早く読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
  • 解説番組が視聴できる
  • 会員限定ニュースレターが読める
有料会員についてもっと詳しく見る
  • 0

  • 0

  • 0

source : 週刊文春 2024年8月15日・22日号