世界の恐竜研究史を塗り替えた羽毛恐竜の発見など、中国はその最前線を走る。『恐竜大陸 中国』を上梓した安田峰俊氏が、中国の恐竜最新事情を解説する。

 これまで、新種の恐竜が最も多く報告されてきた国がどこかご存じだろうか。

 答えは中国だ。現地報道によると、2023年末までに中国国内で化石が見つかり、新種として報告された恐竜は計343種。近年は毎年8、9種ほどが報告されているという。

 ちなみに、これまで世界で見つかった、有効な学名を持つ恐竜の総数はおよそ1000種だ。このうち、アメリカでは2018年までに285種が報告されているが(日本は4〜8種程度)、中国は数字の上ではいまやアメリカを追い抜く恐竜大国なのである。

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source : 週刊文春 2024年8月15日・22日号