決戦、迫る。敗色濃い岸田総理、その再選の秘策。石破総理誕生の可能性。小泉進次郎氏は、小林鷹之氏は――。裏金問題の余波厳しく、本命なき混迷が続く総裁選を、池上彰氏と政治取材42年の後藤謙次氏が、徹底予測。

池上 自民党総裁選が、いよいよ来月に迫りました。

後藤 かつて、総裁選を何度も経験した竹下登元総理が「一度として同じ色はなかった」と言ったのを思い出します。「立候補者の組み合わせ、時代的な背景、党が置かれた状況は全部違う。その都度、新しい形の総裁選が生まれる」と。

 今回の特徴は、内閣支持率の低迷が続く総裁の交代を視野に入れて動いてきたことです。これまでの総裁選は常に現職が強く、再選を前提として行なわれてきました。大きな違いです。

2カ月99円で
この続きが読めます。

有料会員になると、
全ての記事が読み放題

キャンペーン終了まで

  • 月額プラン

    99円/最初の2カ月

    3カ月目から通常価格2,200円

    オススメ!期間限定

  • 年額プラン

    22,000円一括払い・1年更新

    1,833円/月

※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。

有料会員になると…

世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める!

  • スクープ記事をいち早く読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
  • 解説番組が視聴できる
  • 会員限定ニュースレターが読める
有料会員についてもっと詳しく見る
  • 0

  • 0

  • 3

source : 週刊文春 2024年8月15日・22日号