子どもの頃に受けた表彰は記憶に残るもの。学校の作文や工作の入選など、今でも当時の記憶を振り返ると顔が少しほころぶ。

 小学4年で優勝した将棋大会の記憶。名古屋市の地区予選で、会場は地元のショッピングセンターの2階だった。参加者はおそらく20人にも満たず、ゲスト棋士などいない。本当に小さな大会だった。

 それでも優勝は嬉しい。賞状と盾を渡してくれたのはショッピングセンターの担当者か現場のアマ指導員だったか。それを私は自転車の前カゴに入れて帰った。あの充実感と夕日の鮮やかさは忘れられない。

初回登録は初月300円で
この続きが読めます。

有料会員になると、
全ての記事が読み放題

  • 月額プラン

    1カ月更新

    2,200円/月

    初回登録は初月300円

  • 年額プラン

    22,000円一括払い・1年更新

    1,833円/月

週刊文春 電子版 PREMIUMMEMBERSHIP 第1期募集中 詳しくはこちら

※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。

有料会員になると…

スクープを毎日配信!

  • スクープ記事をいち早く読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
  • 解説番組が視聴できる
  • 会員限定ニュースレターが読める
有料会員についてもっと詳しく見る
  • 0

  • 0

  • 0

source : 週刊文春 2024年10月3日号