「生みの親」が告白　ミスチル社長有罪で始まる争奪戦

「個人の利益を優先して、エンジンの関係者や一般投資家に迷惑をかけたことを申し訳なく思っています」

　9月11日、東京地裁は粉飾などの罪に問われていたMr.Childrenの所属事務所「エンジン」代表取締役の谷口和弘被告に、懲役2年6月（執行猶予4年）の有罪判決を下した。

　ところが――。現在も谷口氏はミスチルの元を離れていないという。

　小誌は6月13日号で、谷口氏らがミスチルのコンサート制作費の水増しなどによって、約4億円の裏金を作り出していた事実をスクープした。この裏金の存在が、裁判で粉飾を指摘された「プロルート丸光」と、事業実態のない谷口氏らの別会社との株式交換に繋がっていったのだ。

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source : 週刊文春 2024年10月3日号

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