「週刊文春」編集部の記者が“取材のウラ話”を語る「文春記者トーク」。ここだけで聞ける話題のスクープの裏側をお楽しみください。
9月11日、Mr.Childrenの所属事務所「エンジン」代表取締役の谷口和弘被告が、東京地裁で粉飾などの罪で懲役2年6月(執行猶予4年)の有罪判決を下されました。
今後、谷口氏は代表取締役を辞任せざるを得ないと見られる中で、誰がミスチルのマネジメントを担うのか“争奪戦”が始まっています。本命候補と目される所属レーベルの代表に直撃取材をすると、“まさかの言葉”が飛び出してーー。
出演:「週刊文春」高橋大介記者、電子版サブデスク・齋藤裕(@_SaitoYu)
齋藤 「文春記者トーク」今回のゲストは編集部の高橋大介記者です。
今回取り上げるのは、国民的バンド・Mr. Childrenの所属事務所「エンジン」で社長を務める谷口和弘氏が、粉飾決算などの疑いで昨年11月に東京地検特捜部に金融商品取引法違反の罪で起訴された問題です。この問題で、9月11日に東京地裁は谷口被告に対して懲役2年6カ月、執行猶予4年の有罪判決を下しました。
谷口被告が認めた“罪”
齋藤 今週号の週刊文春では、「『生みの親』が告白 ミスチル社長有罪で始まる争奪戦」と題する記事を掲載していまして、記事を担当した高橋記者に話を伺っていきます。
振り返ると、高橋記者は今年の6月からこのミスチルの件について取材をしてきましたが、今回の裁判の結果をどう見ましたか。
高橋 執行猶予付きの有罪という判決になりましたが、これは想定通りだなと思いました。谷口さんは、検察の取り調べの段階から全面的に粉飾に関わったという罪を認めていまして、有罪になるが執行猶予はつく、という見通しが立っていたのだろうと思います。
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source : 週刊文春