パンクとは、イギリスで70年代中頃に生まれたサブカルチャー。私は全く疎いが、ファッションなら黒い服とジャラジャラしたアクセサリーが思い浮かぶ。
ある日の夕方、研究会後の弟子たちを車で最寄り駅まで送る途中でそれは起きた。狭い道路で対向車に道を譲るため、私は自分の車を左側の縁石に乗り上げさせてやり過ごす。すると、左前輪に大き目の衝撃があった。
目的地直前で車の異変に気が付く。ガリガリと妙な音もする。私は弟子と共に車を降りて車の確認をする。左前輪のタイヤが大きくへこんでいるではないか。
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source : 週刊文春 2024年10月17日号