――なぜ原田さんが船井電機の会長に?
「いや、たまたましばらく前に、『経営が厳しいから手助けしてくれ』と言われ、『側面からならいいよ』という感じでアレしたんだけど……」
「週刊文春」の電話取材にそう答えるのは、原田義昭元環境相(80)。破産手続きに入ったAV機器メーカー「船井電機」(大阪府大東市)の現代表取締役会長を務める人物だ。
創業者の個人資産は約2700億円
経済部記者の解説。
「10月24日、『FUNAI』ブランドのテレビなどを製造する船井電機が、東京地裁から破産手続きの開始決定を受けました。負債総額は約461億円(2024年3月期末)。破産管財人には、日本航空の会社更生で管財人を務めた片山英二弁護士が選ばれています。同日午後には緊急説明会が開かれ、従業員約2000人に対し、解雇が告げられました」
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source : 週刊文春 電子版オリジナル