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連載NHK大河ドラマ「真田丸」の舞台 真田氏ゆかりの地をめぐる

山下 久猛
2016/02/13

第7回【海禅寺・八幡宮/第一次上田合戦激戦地】真田の鎮護寺と家康に勝利した戦場跡

『真田三代』 (火坂雅志 著)

genre : エンタメ, 読書

【海禅寺・八幡宮】上田城の魔除けとして移築された寺社

海禅寺の門や本堂には洲浜と六文銭の家紋があるが、これは真田氏ではなく祈願寺としていた海野氏の家紋である

 海禅寺は元々は「開善寺」という表記で、平安前期に建立されたと推定されている。古くから皇室と縁が深かった滋野氏やその血統に連なる海野氏の祈願寺として栄えた。海野氏の本拠地(現在の東御市)にある海善寺という集落は、海禅寺の旧名である開善寺からその名がついたとされる。戦国時代、武田信玄が小県郡を平定したとき、まず願文を捧げた寺でもある。

 その後、天正11(1583)、真田昌幸が上田城を築城する際、鬼門除けのため上田城の東北にあたる現在の場所に海野氏の本拠地から移転、建立された。そのときに海禅寺と改称、上田城鎮護の寺となった。

海禅寺本堂に至る参道入口には冠木門(かぶきもん)が

海禅寺
所在地:長野県上田市中央北2-7-55
電話番号:0268-22-2972

 

紺屋町・八幡神社

 紺屋町には、同じく昌幸により上田城築城の際、鬼門除けの神社として天正12年(1584)、東御市から移築された八幡神社がある。ちなみに、元々八幡神社があった場所には現在、滋野神社が建っている。

八幡宮
所在地:長野県上田市中央西2-12-28