「あってはならないことだと強く感じております」
4月9日、フジテレビから「不適切な言動があった」と発表され、番組内で謝罪した「Live News イット!」メインキャスターの青井実アナ(44)。
フジによれば、▽フリップの演出がうまくいかなかったことに対し、強い口調でスタッフを叱責 ▽放送終了直後に速報ニュースの対応をめぐり、自身がつけていたピンマイクを強い調子でキャスター台の上にある箱に放り投げた ▽その後、社員及びスタッフに対して、相当に厳しい口調で叱責——などの言動があった。
だが、この発表は「週刊文春」が疑惑について取材した後のものだ。実は発表の3日前、「文春」は青井アナに直撃取材をしていた。
――週刊文春です。
青井アナ「はい、なんでしょう」
――青井アナの言動がパワハラではないかという声が上がっている。
青井アナ「ふふっ、いや、ないわ……ないよ……ないですね」
――ピンマイクを投げた?
青井アナ「ない、ない、ない、ない!」
その後も、「ないですねえ~~」「いやあ、そんなないですよ。一切ないですよ、マジで」などと連呼。約15分間の取材で、少なくとも32回は「ない」と否定していた。
ところがその3日後、フジは不適切言動が「あった」と公表。直撃とは一転、青井アナも番組内で非を認めたのだった。
今回、「週刊文春」が掴んでいたのは、発表では明かされなかった更なる疑惑の内幕だ。青井アナの不適切な言動は、スタッフだけでなく、女性アナらにも及んでおり――。
スタジオの中で何が起きていたのか。「週刊文春 電子版」では青井アナのほぼ“全面否認”の一問一答に加え、青井アナに思い悩まされた女性アナのセリフ、スタジオから消えた男性アナの悲哀について報じている。

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