フジテレビが金曜深夜に生放送してきた番組「オールナイトフジコ」。フジ全盛期を彷彿とさせる同番組は、港浩一前社長肝いりの“案件”だった。

「『フジコ』は、1980年代に女子大生ブームを起こした人気番組『オールナイトフジ』の現代版。当時ディレクターとして関わった港氏が復活企画『フジコ』をぶち上げ、2023年4月に放送を開始しました」(番組関係者)

『オールナイトフジコ』HPより

10代メンバーの飲酒が発覚し、番組が突如終了

 15人ほどの女子大学生「フジコーズ」が出演、「キス顔」披露など際どい企画を放送し、「フジコーズ」は「ウェーイTOKYO」など楽曲もリリース。ところがフジ問題が過熱するさなか、突如、今年3月21日の放送をもって番組終了となった。

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フジコーズ『ウェーイTOKYO』(2023年)

 実はその裏で、ある問題が発覚していた。

「フジの男性ディレクターが、『フジコーズ』の10代メンバーの女子大生に飲酒させていたのです」(フジ関係者)

 フジテレビに質問すると「本件は、2023年の夏に弊社社員が主体となって関わった事案として認識しております。現在、事実関係の把握につとめており、事実が判明次第、厳正に処分を行います」などと回答した。 

『オールナイトフジコ』公式Xより

 だが、問題は飲酒だけではなかった――。

 4月9日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および10日(木)発売の「週刊文春」では、ディレクターの経歴、飲食店に同席した人気芸人の存在、そして飲酒トラブルの詳細を報じている。

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 4月9日、本記事の配信からほどなくして、フジコーズは公式サイトを更新。「メンバーの上杉 真央が2023年夏頃、当時未成年でありながら飲酒した事実が認められました。本人も深く反省している事から、厳重注意ならびに6ヶ月間の謹慎処分と致しました。ファンの皆様、関係者の皆様にご迷惑をおかけいたしましたこと、心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。

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