中居正広・フジテレビを巡る問題で4月4日、関西テレビ放送社長の職を辞することを発表した大多亮氏。問題発生時、専務取締役であった大多氏らの番組継続などの判断について、第三者委員会の調査報告書ではこう論じられている。

「本事案は、港社長、大多氏、G氏(港社長ら3名)という編成ラインのトップ3の男性3名という同質性の高い3名が、女性Aの意思を確認しないばかりか、女性被害者という視点からの検討や専門家からの助言を得ての検討すらすることもなく、一方的に独断で女性Aにとって何が救済であるかを判断したものであり、被害者に寄り添った視点・ケアを欠いており不適切である」

 この報告書が発表される前に大多氏が語っていたこととは――。「週刊文春」4月10日号より一部を抜粋して公開する。

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 中居の事件当時はフジの専務取締役という要職にあったが、港浩一前社長、編成制作局長の3人で中居の番組を継続させた戦犯とされている。

 さらに第三者委は大多氏が有力出演者の求めに応じ、05年頃から年1、2回女性アナ接待を繰り返しており、参加した女性アナは19人に上ったと発表した。

大多氏は直撃に何と答えるか

 3月28日夜8時、東京の下町にある自宅近くに黒塗りのハイヤーが停まると、スーツにマスク姿の大多氏が降り立った。

カンテレの大多亮氏(カンテレHPより)

――役員が大量に辞任した。大多さんはどうするのか。

「まだ第三者委員会のあれも出てないし、何にも今日お答えすることはないわ」

――連日、厳しい調査を?

「そんなことないですよ。連日受けることはないです(笑)。粛々として」

 現在配信中の「週刊文春電子版」では、被害女性の肉声に加え、中居の嘘の数々や日枝久氏の側近幹部へのインタビュー、反町理氏のハラスメント問題など中居フジ問題の全真相を報じている。

この記事の詳細は「週刊文春電子版」でお読みいただけます
中居正広&フジ日枝帝国 週刊文春がつかんだ全真相《総力取材121日》

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