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2019年M-1・全員インタビュー なぜ“神回”になったか

見取り図が分析するM-1“神回”のワケ「ぺこぱ10番手が奇跡だった」

見取り図が分析するM-1“神回”のワケ「ぺこぱ10番手が奇跡だった」

漫才師・見取り図インタビュー#3

2020/03/29
note

リリー 高い点は出るやろうけど、(3位の)和牛さんは超えないやろと思っていました。でも、超えてきた。その展開が、いちファンとしてはおもしろかった。M-1こんな何回も盛り上がるんや、と。だから神回やと言われてるんやと思います。

 

M-1終了後、かまいたち濱家さんが語ったこと

――当日の夜、反省会などテレビの仕事が全部終わった後、2人はどうされたのですか。

リリー 僕はかまいたちの濱家(隆一)さんとバーに飲みに行きました。大阪でも一緒に飲みに行くことがいちばん多かった先輩なので。

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――差し支えのない範囲で、どんなお話をされたのですか。

リリー 各々のM-1論を語り合いました。かまいたちさんはラストイヤーだったので、濱家さんは「部活を引退したような気分や」みたいな話をされていました。

――スッキリした感じでしたか。

リリー でも、まあ、悔しがってましたね。

盛山 僕は和牛の水田(信二)さんと、インディアンスの田渕(章裕)と普通の居酒屋に行きました。あと、からし蓮根の(杉本)青空もいましたね。

 

――M-1はもう出ないと宣言された水田さんは、どんな様子でしたか。

盛山 くっそーとかじゃなく、清々しい感じでしたね。なんか、笑顔でした。青空には、これまでは自分も出場していたのでアドバイスとかできへんかったけど、これからはしたるからなみたいなことを言うてました。

ナイツ塙さん「鼻事件」のその後

――あと得点発表のとき、審査員のナイツ塙(宣之)さんに、盛山さんがネタ中に鼻とかを触るのが気になると指摘されていましたが、その後、やりにくくなったりはしませんでしたか。