文春オンライン

父はあの“8時半の男”! 歌謡曲の作詞・作曲家女性が秋葉原で立ち食いそば屋をオープンした「納得の理由」とは?

2021/04/27
note

おにぎりもデカイ、調味料もたくさんある

 そして、サイドメニューのおにぎりやいなり寿司もかなり大きめで、腹持ちがよさそうだ。調味料もたくさん置いてあり、「たまごかけごはん」用の牡蠣醤油もあるし、「コロッケ」や「カレーライス」用のソースもある。ありがたいサービスである。

さけやだしに使った昆布のおにぎりも秀逸
調味料が豊富なのもありがたいサービスである

宮田店長のお父さんはあの「8時半の男」だった!

 話題を、さらにビックリしたことに戻すことにしよう。

 宮田店長と話しをしていたら、実はお父さんはあの1960年代、読売ジャイアンツで救援投手として活躍し、「8時半の男」といわれていた宮田征典さんだということが判明したのだ。自分も川上監督時代の野球をよく見ていたので宮田投手の記憶が残っている。野球の話をして常連になってくれているお客さんも多いそうだ。

ADVERTISEMENT

宮田店長からご挨拶

 そして、最後に宮田店長からお客様へご挨拶をいただいた。

「狭い店で、開店したばかりはオペレーションがままならず、ご迷惑をおかけしていましたが、今はだいぶ落ち着いて、周りにも目が届くようになりました。冷やしそばの味の向上や天ぷらやそばの味をもっと上げていきたいですし、将来は地下で自家製麺をしていきたいと思っています。朝定食もお得で人気です。夕方はお酒も飲めるようになりましたので、緊急事態宣言が解除されて落ち着きましたら、是非お越しください」

お得な朝定食も是非と宮田店長

「清水や」にそばを食べに来ただけだったのだが、宮田店長はシャキシャキの神田っ子だったこと、作詞・作曲家で自分も良くいく新橋の飲兵衛の応援歌を歌っていたこと、さらには「8時半の男」まで話題はフル出場となり、とっても充実した訪問記となった。また、訪問しようと思う。宮田店長がんばって。そうだ、宮田店長には「立ち食いそばの応援歌」を作詞・作曲してもらい歌ってもらうのはどうだろうか。歌詞を書いて持っていってみようかな。楽しみである。

写真=坂崎 仁紀

INFORMATION

「清水や」

住所:東京都台東区台東1-1-15
営業時間:6:00~18:30
定休日: 日・祝

父はあの“8時半の男”! 歌謡曲の作詞・作曲家女性が秋葉原で立ち食いそば屋をオープンした「納得の理由」とは?

X(旧Twitter)をフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー