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学校別 平均身長が低いトップ10


170.30cm 創成館(長崎・5年ぶり3回目)
170.70cm 鳥栖工(佐賀・初)
170.85cm 川之江(愛媛・21年ぶり6回目)
171.25cm 立正大淞南(島根・11年ぶり3回目)
171.35cm 共栄学園(東東京・初)
171.55cm 北陸(福井・7年ぶり4回目)
171.65cm 沖縄尚学(沖縄・2年ぶり10回目)
171.80cm 社(兵庫・2年連続2回目)
171.80cm 宇部鴻城(山口・4年ぶり3回目)
171.90cm ノースアジア大明桜(秋田・2年ぶり11回目)

 最も平均身長が低い長崎代表の創成館は、180cmを超えるのがエースの福盛大和(3年生、楽天やMLBで活躍した福盛和男の子息)だけで、160cm台も8人いる。高校3年生男子の平均身長は170.6cmとされるから、少しだが「平均」より低いことになる。

 身長上位の学校と比べると、やはり新興校が多い。また東北、四国、九州など地方の学校が多いのも特徴的だ。

 今回の甲子園ベンチ入り980人全体の平均身長は173.39cmだった。ちなみに今年のプロ野球選手(支配下、育成含む1008人)の選手の平均身長は180.6cmである。

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高身長はトップ10のうち8人が投手に

身長が高い選手トップ10

 

195cm 十川奨己(投手 / 2年生)京都・立命館宇治
192cm 針金侑良(外野手 / 3年生)西東京・日大三
190cm 清水大暉(投手 / 2年生)群馬・前橋商
189cm 真鍋慧(内野手 / 3年生)広島・広陵
189cm 河野伸一朗(投手 / 2年生)宮崎・宮崎学園
188cm 植上大雅(投手 / 1年生)香川・英明
188cm 伊波龍之介(投手 / 2年生)静岡・浜松開誠館
187cm 青山輝市(投手 / 2年生)奈良・智弁学園
187cm 渡邉翼(投手 / 3年生)千葉・専大松戸
187cm 福田敦士(内野手 / 2年生)富山・富山商
187cm 鈴木佳門(投手 / 2年生)神奈川・慶応

 最も背が高いのは京都代表、立命館宇治の2年生エース、十川奨己だった。中学時代にリトルシニアの全国大会に出場するなど、高校野球ファンの間ではすでに知られた存在だ。

春のセンバツでベスト4だった広陵の真鍋慧 ©鈴木七絵/文藝春秋

 2番目が西東京代表、日大三の針金侑良。中学時代は投手としても活躍したが、今は外野手。「針金」と言う苗字だが、体重も89kgのがっちりした体形である。

 185cm以上は980人中23人で、全体の2.3%だった。