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なぜ私たちは「眞子さまと小室圭さんのご結婚」がこんなに不安なのか?

「私家版 平成皇室10大ニュース」座談会 #1

 2019年4月30日で突如幕を下ろすことが決まった「平成」。今年は平成最後のゴールデンウィークです! 3人の識者が平成皇室をふりかえり、ごく個人的に気になったトピックについて語りつくします(後編も公開中です)。

2018年2月9日、「第49回現代女流書100人展」をご覧になる眞子さま ©JMPA

「眞子さまのご結婚延期」に多くの人の関心が

──「生前退位」「女性宮家問題」「人格否定発言」など、平成皇室を揺るがした事件は数多くありましたが、やはり今は「眞子さまのご結婚延期」(2018年)に注目が集まっていますね。

辛酸なめ子(漫画家、コラムニスト。毎年、新年一般参賀で皇居を訪れている皇室ウォッチャー)  私、このあと2年間も悩み続けるのが本当につらいので、日本を出て行ったほうがいいのでは、と思っていました。

辛酸なめ子さん

――えっ、眞子さまがですか?

辛酸 いえ、すみません。私がです。私自身が「眞子さまのご結婚延期」や「皇室の将来」で思い悩むことに疲れてしまったので……。どこか遠い所に行きたくなっています。眞子さまの婚約者である小室圭さんと、母・佳代さんの写真を見続けていた今年のはじめ、何か不思議な波動が出ているのか、精神的にどんどんつらくなってしまいました。

河西秀哉(神戸女学院大准教授。象徴天皇制を研究) 眞子内親王と小室圭さんの2年の結婚延期については、多くの人が関心を持っているようですね。私には大きな矛盾に見えるのですが、男性皇族と結婚する女性の身辺はしっかりと調査をして選考に時間をかけるのに、女性皇族が降嫁する場合は相手の男性のことをそれほど調査していないのではないでしょうか。黒田清子さん(元・紀宮さま)と結婚した黒田慶樹さんは、調査をしなくてもいいような人だったから問題はありませんでしたが(笑)。

河西秀哉さん

辛酸 黒田さんは、本当に何も出てこない方でしたよね。強いて言えば、車の選び方がヤンチャ系だったことくらいでしょうか。

S記者(皇室取材を担当して10年以上のベテラン) 東京都庁勤務で、とても堅実そうな黒田さんは意外にもスポーツカーに乗っていたんですよね。 

2005年11月15日、帝国ホテルでの結婚披露宴に先立って行われた黒田慶樹さん、清子さんの記者会見 ©JMPA

河西 黒田慶樹さんは秋篠宮の学習院時代の友人だったということで、皇室の在りようや求められている振る舞いをよく分かっていたことが大きいのでしょう。

辛酸 小室圭さん以上に、母・佳代さんの言動には驚かされることが多いです。週刊誌報道によれば、小室佳代さんは元婚約者の男性に「今月、苦しいからヘルプしてください」「十万円ヘルプしてもらえれば」などと電話していたそうで、すごく手馴れています。

1998年冬、長野・菅平でスキーを楽しむ小室さん一家。右が母の佳代さん 宮内庁提供

河西 ただ私が気になっているのは、小室家が反論できない分、マスメディアによる報道の仕方が元婚約者の男性の証言に偏り過ぎているのではないか、という点ですね。

辛酸 「週刊現代」の記事は特に面白かったです。まるで見てきたかのようなタッチで「語気を強める紀子さまを、秋篠宮は、前髪の間から少し上目遣い気味に見つめていた」(2018年3月17日号)などと書いていました。

S記者 確かに、週刊誌報道による小室家バッシングは過熱していますね。しかしこの問題をただの借金トラブルとして片付けることができないのは、「一時金」が関係しているからなんです。仮に、眞子さまが「一時金はいりません。それでも私はこの人と結婚します」とおっしゃれば、報道する大義名分を欠くようになると思います。

皇室担当記者のSさん

辛酸 私たちは『月たった2万円のふたりごはん』でやっていきます、と。