「平成」を生きる女性皇族の素顔――皇室担当記者座談会#1 より続く

眞子さまファッションの大人事情

記者C 眞子さまは、公務で「ミセス」層に人気のあるブランドの服もお召しになりますよね。落ち着いたシックな洋服がお好みというのもあるのでしょうが、眞子さまは骨格がしっかりしていらっしゃるので、肩や腕まわりにゆとりのあるデザインの方が、体型が綺麗に見えるのかもしれません。

記者A 私服で肌の露出が多いファッションを好まれる佳子さまとは対照的ですね。

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記者C 眞子さまのファッション傾向は、紀子さまの影響が大きいと思います。ブータンを訪問された時、主婦向け通販サイトで売っているようなコンフォートシューズを履かれていたんです。しかも色は落ち着いたベージュ。佳子さまならこういう時、フラットシューズをお履きになるだろうなと、ご姉妹の違いを感じました。

記者A 佳子さまが2014年12月29日のお誕生日に披露されたローブデコルテ姿は圧巻でした。ミキモト製のティアラと勲章を身につけられていましたね。

20歳の誕生日を迎え、皇居で成年の行事に臨まれた佳子さま ©共同通信社 

記者C 正装の際に着用するティアラを、指名競争入札ではなく、コンペ方式でデザインなどを含めて審査する方法が初めて導入されました。学識経験者と宮内庁がデザインや実績、技術などを審査した結果、ミキモトの評価が高かったそうで、佳子さまご本人が選ばれたわけではないといいますが……。

記者A コンペ方式でティアラを選ぶというのは、直接関わっていらっしゃらないとしても、佳子さまが「皇室ファッション」に与えた影響はとても大きいと思います。実際、佳子さま報道の過熱ぶりは、美智子さまご成婚時の「ミッチー・ブーム」以来ではないかといわれています。

デスクB 紀子さまの子育てを拝見していると、“天皇陛下の初孫”というお立場の眞子さまを、とりわけ厳しくお育てになったのでは、と思うことが多いです。

記者C もともと眞子さまは“お父さん子”でいらっしゃったと思います。全国各地で開かれる生き物文化誌学会の例会などへ「眞子も一緒に」とお連れになったり、父娘2人でマダガスカルなどの海外へも旅されました(2017年7月13日号)。

眞子さま(2015年秋の園遊会) ©JMPA

デスクB 学習院関係者からは、長女の眞子さまを厳しく育てられたのに比べ、佳子さまはのびのびとお育てになったのでは、という意見をよく聞きますね。眞子さまは初等科の頃、他の保護者の前で「ごきげんよう、でしょう!」と注意されていたのに、佳子さまは走り回っても注意されなかったそうです(2015年5月28日号)。

記者A 近年のご家族のお写真を拝見していても、佳子さまはいつもトレンドを意識されたファッションで、眞子さまはトラッドなスタイルが多いですね。

記者C 紀子さまは、例えばご自分用にお作りになったお着物を「娘に残したい」ということでお直しをされることもあるそうです。