県民投票の結果に対する、与党の面々のコメント
岸田文雄 自民党・政調会長
「県民投票の結果を真摯に受け止める」
産経ニュース 2月24日
24日に発表された談話がこちら。やっぱり「真摯に受け止める」。続くコメントは「沖縄県および県民の皆さまに理解とご協力が得られるよう、最善を尽くしてまいりたい」と、いつ何時も無難なのが岸田氏である。
二階俊博 自民党・幹事長
「真摯に受け止めなければならない」
産経ニュース 2月26日
26日の記者会見より。こんな人も「真摯に」と言っていた。二階氏は「国民の生命と領土領空領海を守る体制の構築を図ることが重要だ」として、「沖縄県と県民の理解と協力を得られるよう、今後も党として最善の努力を尽くしていく」と語っている。
岩屋防衛相は「沖縄の民意」を相対化
岩屋毅 防衛相
「もちろん一つの沖縄の民意だと思うが、普天間基地の返還も沖縄の強い民意だ」
産経ニュース 2月25日
辺野古埋め立て工事を推進する岩屋防衛相の発言。「
岩屋毅 防衛相
「沖縄のみなさんの声を受け止めながらも、最終的にその気持ちに添うことができるように、沖縄の負担軽減、普天間の全面返還に向かって、一歩ずつ進めさせていただきたい」
沖縄タイムス+プラス 2月25日
同じく25日の発言より。岩屋氏は沖縄の人たちの声を受け止めると言っているが、「普天間の全面返還」の前に「辺野古移設」というワンフレーズを飛ばして話しているところがミソ。「普天間の全面返還」には「辺野古移設」が欠かせないというのが政府の方針である。
3月25日にも予定している新たな区域での土砂投入に関しては「準備が整い次第、一歩ずつ前に進めさせていただきたい」と語った。岩屋氏はいつ「沖縄のみなさんの声」を真摯に受け止めるのだろう?