カリスマ家庭教師・安浪京子先生は、個別指導の問い合わせが来るのは圧倒的に6年生の親御さんからが多いという。
「学童がわりになんとなく3~4年生から塾に行かせていたが、6年生となっても成績は全くあがらないまま。あと1年で受験本番となり、慌てて個別指導に駆け込む親御さんが多いようですね」
そういった親子のバイブルとなっているのが安浪先生の著書「中学受験 6年生からの大逆転メソッド」(通称・白本)。2017年の初版発売以来、改訂を重ね着実に版を重ね、2月にも最新改訂版が出たばかり。また昨年春には第2弾となる「中学受験 大逆転の志望校選び」(通称・赤本)も出た。
今回は、実際にこれらの本を読んで「大逆転合格」をモノにした読者の実例を紹介する。
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小中高一貫の女子校から一転、理系に強い共学校へ進路変更
ケース(1)Hちゃん 6年生の9月から受験勉強開始。志望校の都市大等々力に合格!
Hちゃんは、小中高一貫の女子校に通っていて、ご両親は共働き、小1と年中の弟がいるご家庭でした。当初、そのまま上の中学に行くつもりだったので受験勉強は全くしていませんでした。
ところが、途中で理系の学科に興味を持ち、6年生の9月になって突然、今より高い偏差値の、理系に強い共学校を目指して受験することを決意します。
算数の偏差値は1ヶ月で40から58へ
現実的には、今から塾に入ってついていくのは無理なので、短期集中で個別指導で頑張ることに決めました。週2日個別指導(算数2コマ、理科1コマ、社会1コマ)を受けた結果、首都圏模試の成績が9月が41だったのが10月には53までアップ、特に算数の偏差値は1ヶ月で40から58まであがったとのこと。