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「模試では偏差値や判定に気を取られがちですが、安浪先生の白本(「中学受験 6年生からの大逆転メソッド」)に書いてあったように、合格可能性80%以上の判定を取るにはあと、何点とればいいのか、そのためには、どの問題を落とさなければいいのか、とロジカルに見直す方法がとても役に立ちました。『漢字は覚えるだけだから、あと8点上がるでしょ?』『あ、これは○○算復習すれば余裕だね』みたいに、少しずつ積み上げていく方法で希望の光が見えました」(Hちゃんのお母様)

国語マトリクスで志望校を選別し、無駄な勉強を省く

 圧倒的に時間が足りない中無駄な勉強をしなくてすむように、志望校選びと対策においては、安浪先生の赤本(「中学受験 大逆転の志望校選び」)が役に立ったという。

「実際に足を運んで校風なども見て気にいった学校の中から、出題傾向のマトリクスを見て入試問題を分析。たとえば、国語のマトリクスを見て、他の志望校は記述が少ないのに、一つだけ多い学校が入っていたら、効率を考えて潔くそこは志望校から外すことにしました」(同前)

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「国語のマトリクス」 『中学受験 大逆転の志望校選び』(通称・赤本)より転載

志望校の都市大等々力に見事合格!

 受験を決めてから毎朝6時起床、23時就寝で、学校以外の時間はずっと勉強をし続け、移動の車の中でも暗記モノをやり続けていた努力家のHちゃん。休憩の時間すら、いろいろな学校の国語の過去問を読書代わりに読んだり、日本の歴史の漫画を楽しんだりと、受験に役立つことをしていたというほど。その甲斐あって、志望校の都市大等々力に見事合格!