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中学受験で「中小塾」はアリ? 良い塾を見分ける“5つのポイント”

 中学入試合格実績においては、圧倒的に大手塾の寡占状態が続いています。推計によれば、首都圏にある私立・国立・公立中高一貫校の総合格者数のうち、大手上位6塾からの合格者数が約9割に上ります。中学受験をするのなら、「とりあえず大手塾」というのが無難な選択といえます。

幕張メッセで行われる千葉の私立中入試の様子。一度に数千人が受験する

大手塾で過当競争が生まれる理由

 たとえば首都圏ではサピックスが最難関校に圧倒的な強さを誇っています。次にその層の学校に強いのが早稲田アカデミー。日能研と四谷大塚はそれよりももう少し下の層に多くの合格者を出しており、栄光ゼミナールと市進学院はさらにその下の層が多い。関西では浜学園が最難関校に強い。日能研、馬渕教室、能開センターがそれに次ぐ。希学園は少数精鋭で最難関校をターゲットにする塾です。

 しかし、小学3年生の時点でわが子の学力を客観的にわかっている親などほとんどいないでしょう。ほとんどの親が「もしかしたらうちの子、開成に入れちゃうかも」とか「桜蔭だって夢じゃない!」と、大きな期待と希望を抱いているものです。すると当然、難関校に多数の合格者を出している塾に生徒が集まります。これが、難関校対策を得意とする大手塾で、わが子の学力をはるかに超えた過当競争に巻き込まれてしまうリスクにつながっています。