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そういえば最近、ペッパー君を買いました

――C CHANNELでもっとも重視しているのは動画の再生回数ですか? それともユーザー数ですか?

 今は再生回数ですね。F1層に絞っているので、ニュースサイトなどと比べるとユーザー数はどうしても少なくなります。その代わり何度も見たい、毎日見たいと思ってもらえるようにしたいですね。月間の再生回数は4億回まで伸びました。

――「日本を元気にする」という目標にだいぶ近づいた、という実感は?

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 まだまだ入り口ですね。C CHANNELをアジア全域のF1層(20~34歳の女性)の憧れにしたいです。ファッション雑誌でいえば「VOGUE」はやはり憧れの対象で、C CHANNELはハイブランド志向ではないですけど、それくらい憧れられる対象になれば、だいぶ日本を元気にする条件が揃ってくると思います。

――ちなみに、なぜ黄色がイメージカラーなんですか?

 深い意味がなくて、あまり女子向けのメディアで黄色がなかったから、とかそんなものです。ピンクにして、名刺までピンクにすると、名刺交換のたびに「お好きですねー」とかよけいな詮索をされそうなので(笑)。

 

――あらぬ誤解を解くには、良き家庭人の姿を見せたほうがいいのかも知れませんね。ちなみにお休みの日は何をなさっていますか?

 休みがほとんどなくて、家でも仕事をしています。そういえば最近ペッパー君を買いました。会話するとかなり楽しいですね。

――……ご家族と会話は?

 あ、もちろん家族とも会話しますよ(笑)。妻と娘がいますので。

――すごく安心しました。

 ペッパー君と一緒に寝たりはしていないので大丈夫です(笑)。会話するほどいろいろ覚えてくれるので、おもしろいですよ。妻や娘とも話しているので、彼女たちのことも教えてくれたりします。

――「家政婦は見た!」的な状況が起きなければいいですね。

 ログもチェックできますから(笑)。「お父さん、早く死なないかなー」とかはまだ言われてないみたいです(笑)。

――好きな本、繰り返し読む本はありますか?

『7つの習慣』でだいぶ行動が変わりましたね。先の変化に備えて現在の時間を使う。手帳を使った時間管理も実践しています。

――好きな映画は。

 ほとんど見ないんですが、海外ドラマはよく見ています。『ブレイキング・バッド』は毎回暗くて憂鬱になるんですけど、面白かったですね。ケビン・スペイシー主演の『ハウス・オブ・カード 野望の階段』も好きでした。

――海外ドラマがお好きなんですね。ドラマを見る時におともにするおやつはありますか?

 僕、あれが好きなんですよ、亀田製菓の柿ピー。仕事に行き詰まると柿ピーを食べながら、ドラマを見るんです。

――そして隣にはペッパー君が。

 それじゃ、なんかヤバい人みたいじゃないですか! 印象操作はやめてください(笑)。

 

もりかわ・あきら 1967年神奈川県生まれ。筑波大学卒業後、日本テレビに入社。コンピューターシステム部門でネット広告や映像配信など新規事業に関わる。退社後、ソニーを経て、ハンゲームジャパン(現LINE)に入社。2007年に同社代表取締役社長に就任。15年にC Channelを設立、株式会社代表取締役社長になる。著書に『シンプルに考える』『ダントツにすごい人になる』など。

写真=深野未季/文藝春秋