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「周囲に迷惑をかけてはいけなかった」と熊澤容疑者は供述
一家が引っ越してきたのは十数年前だが、不動産関係者は「今度すごい人が来ますよ!」と近隣に触れ回っていたという。最近でも黒塗りの車が自宅前に迎えに来るのが目撃されていた。熊澤容疑者は背広を着て、車に乗り込んでいたという。
「年に1回、秋くらいに同期会をやっていて、お酒を飲んだりしていたが、家庭の話は一切することはなかった。息子や娘がいることは知っているが、詳しくは聞いたことがない。(熊澤容疑者)本人はとても真面目な人間です」(元農水省の同期官僚)
だが、熊澤容疑者が抱える家庭内でのストレスは暴発寸前だった。捜査関係者が話す。
息子の家庭内暴力で精神的に参っていた
「熊澤容疑者は息子の家庭内暴力のことでかなり精神的に参っていたようです。周囲や官僚仲間にも息子の引きこもりについての相談をしていました。
この日も小学校の運動会がうるさくて、そのことが原因で口論に発展。日頃から家庭内に暴力を振るっていたが、熊澤容疑者は『周囲に迷惑をかけてはいけなかった』と話しています」