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穴場はレジャーホテル(ラブホテル)

 また、レジャーホテル(ラブホテル)も、ビジネスプランや女子会など一般客利用にも力を入れる施設が増加している。レジャーホテルは一般の宿泊予約サイトへ掲載されない施設も多いため競争率は低く、事前予約が可能なケースも多い。

 一般ユースもしている数軒のレジャーホテルにオリンピック会期中の予約について確認したところ、「考えもしてなかったが(取材がきっかけで)オリンピック時の予約を開始することにした」という施設もあった。一定数の客室供給が期待できるカテゴリーだ。

 

新規開業施設の情報収集も

 オリンピックまでにはまだまだ多くのホテルが誕生する。都内では各地でホテル建設がすすんでいる。公式発表されている開業情報だけでも相当数あるが、実はまだ開業日を確定していない施設、業界誌の開業情報に掲載されていない施設もあり、宿泊施設全体としては正確なカウントは困難だ。たとえば、最近筆者に直接入った情報から例を挙げると、中央線・武蔵小金井駅南口徒歩5分に現在建設中の「Wild Cherry Blossom-HOSTEL, TOKYO KOGANEI-」がある。2019年12月中旬開業予定のホステルであるが、1名利用(半個室タイプ)をはじめ、2人部屋、3人部屋、4人部屋(いずれも完全個室)もあり、1名5000円前後を想定している(オリンピック期間中の料金は未定)。確認したところ10月に予約をスタートさせるとのことで、オリンピック時の予約もまだ間に合うという。

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 最後に、ここまでの話をまとめよう。以下の宿泊施設が現段階で検討しうる五輪観戦ホテル候補といえる。

【現段階で予約可能性のある五輪宿泊施設の選択肢】
●多摩地区/隣接県ホテル(都心から30分程度――競技開始・終了時刻に留意
●都心のカプセルホテル/ホステル/レジャーホテル/民泊 ――寛容できる業態か確認
●建設中/新規開業施設――情報収集のうえ予約可能時期など確認

 現段階では“絶対的不足“が叫ばれている東京オリンピック会期中のホテル問題。もちろん、これから大会組織委員会が予約を手放すなど、都心の一般ホテルでも予約可能になるケースも予想される。マメな情報チェックは必須だ。