「ウルトラマン」は老若男女から幅広く支持されている国民的ヒーロー。ですが、そんな「ウルトラマン」が意外な一面を見せた作品がありました。

「ウルトラマンで『スター・ウォーズ』や『荒野の七人』をやりたかったんです」と、インタビューで語るかたおか徹治先生(@wonder_52)。先生が描いた、当時の子供たちを驚愕させたエピソードとは一体……?

『コロコロコミック』1978年特別増刊2号に掲載された『決闘ウルトラ兄弟』のワンシーン。正義のヒーローに一体何が?

 暗黒勢力が全宇宙で暴威をふるい、滅亡の危機に瀕していたウルトラの国。ウルトラの父は、宇宙に散った4人の戦士――「ウルトラマン」「ウルトラセブン」「新ウルトラマン」「ウルトラマンエース」を呼び戻し、最後の決戦に挑むことを決意します。

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暗黒勢力の総攻撃で、多くのウルトラ戦士が犠牲になってしまいます。

 ウルトラの父の指示で、戦士を探す旅に出たゾフィーは、早速「ウルトラマン」と合流。しかし問題は「新ウルトラマン」。なんと彼は、治安の悪い「宇宙酒場」に頻繁に出入りしていたのです。

店の片隅で一人、酒を浴び続けるヒーロー……。当時の子供たちは衝撃を受けたのではないでしょうか。

 2人が説得しても「どうせおれはだめなウルトラ族さ!」と不貞腐れる新ウルトラマン。すると、店内で騒ぎが。悪党が乱闘の末に、子供を人質にとってしまいます。その様子を見て、過去を思い出す新ウルトラマン。彼は以前、敵を攻撃しようとして、間違って子供を傷つけたトラウマを抱えていました。