文春オンライン

2019/11/09

がん発覚から1年 「ミレーナ」を導入した理由

 そうして生理滅亡の危機を味わった私でしたが、がん発覚から1年になろうとする先月、「子宮内黄体ホルモン放出システム」こと「ミレーナ」を導入しました。今月の生理がきていないのは、このミレーナの作用です(※すべての人に月経がなくなるわけではなく、個人差があります)。

 知り合いの方がミレーナ経験者で、「めっちゃいいよ!」とすすめられて初めて知ったこのシステムは、ピルと避妊リングのいいとこ取りをした「子宮内器具」のこと。

 生理トラブルを軽減してくれるピルの治療薬的メリットと、入れっぱなしでOKという避妊リングの楽ちんさを兼ね備え、最長5年間、その効果が持続します。

 そして保険適用ならば1万円ほどですむので、ピルに比べても格段に安い。適用外だと約4~5万円のようですが、年間1万円で5年間、生理の憂鬱やナプキンから解放されるなら、その価値はあるのではないでしょうか。

生理ちゃんはCGではなく、着ぐるみや人形で表現された。足の裏がほんのり汚れているのもイイ。 ©吉本興業 ©小山健/KADOKAWA

 せっかく滅亡の危機を免れ、再開した生理とさよならしたのは、やっぱり今の自分には必要がないなと思ったからです。

 というのもがんの再発リスクがあるため、病気発覚から5年間は妊娠してはいけないのです。となれば子宮に妊娠の準備をさせる必要もなく、妊娠しなかった結果報告である生理は、やっぱり今の自分には必要なかったのでした。